カフェオレとカフェラテの違いをきちんと説明できる人は少ないかもしれませんね。主な差は使用されるコーヒー（ドリップまたはエスプレッソ）とミルクの扱い方にあります。
この記事では、ミルクを使用した人気のあるコーヒー飲料であるカフェオレ、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカの違いを詳細に説明します。
各ドリンクの成分比率
カフェオレでは一般的にドリップコーヒーが使用されるのに対し、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカにはエスプレッソが使われます。以下はそれぞれの飲料の成分とその比率を示しています。
- カフェオレ
ドリップコーヒー：温めたミルク＝１：１ - カフェラテ
エスプレッソ：スチームドミルク：フォームドミルク＝2：7：1 - カプチーノ
エスプレッソ：スチームドミルク：フォームドミルク＝1：1：1 - カフェモカ
エスプレッソ：スチームドミルク：フォームドミルク：チョコレートソース＝2：3：４：1
ミルクの扱い方の違い
- 温めたミルク→直接火にかけて温めた液状ミルク
- スチームドミルク→蒸気で加熱し温めた液状ミルク
- フォームドミルク→蒸気で加熱しながら泡立てたミルク（泡状）
フォームドミルクは、泡が立たなかった部分がスチームドミルクとして分けられます。自宅で簡単にフォームドミルクを作るには、ミルクフォーマーが推奨されます。
カフェオレとカフェラテの基本的な違いとは
カフェオレとカフェラテはよく似ていますが、いくつかの重要な違いがあります。こちらがそれぞれの特徴を比較した表です。
| カフェオレ | カフェラテ | |
| 生まれ | フランス | イタリア |
| コーヒー | ドリップ | エスプレッソ |
| 苦味 | 少ない | あり |
| 焙煎度 | 浅 | 深 |
| ミルク | 温める | 蒸気 |
| ミルクの割合 | ５割 | ８割 |
カフェオレはフランス発祥で、通常ドリップコーヒーと同量の温めたミルクを使います。一方、カフェラテはイタリアで生まれ、エスプレッソに多めのスチームミルクを加えることが一般的です。これにより、カフェラテはよりクリーミーで、苦味が特徴的です。
苦味が苦手な方にはカフェオレ、苦味を楽しみたい方にはカフェラテがおすすめです
カフェラテ、カプチーノ、カフェモカのミルク処理の違い
| カフェラテ | カプチーノ | カフェモカ | |
| 生まれ | イタリア | イタリア | アメリカ |
| コーヒー | エスプレッソ | エスプレッソ | |
| ミルク | ８割 | ７割 | ７割 |
| トッピング | なし | なし | チョコソース |
カプチーノもイタリアが発祥ですが、泡立ったミルク（フォームミルク）が特徴で、カフェモカはカプチーノにチョコレートソースを加えたアメリカ発のバリエーションです。これらはミルクの扱いによって異なる味わいと体験を提供します。
カフェラテにフォームミルクをたっぷり加えればカプチーノに、さらにチョコレートソースをトッピングすればカフェモカに変わります。覚えておくと便利ですね
コーヒードリンク別カロリー比較
コーヒー自体はカロリーが非常に低いですが、ミルクの使用や追加のトッピングによってカロリーは大きく異なります。ここでは、様々なコーヒードリンクのカロリーを、200mlあたりで、砂糖を加えずに比較してみました。
- カフェオレ→70kcal
- カフェラテ→100kcal
- カプチーノ→100kcal
- カフェモカ→200kcal
カフェオレはドリップコーヒーと同量のミルクを使用し、最もカロリーが低いです。
カフェラテとカプチーノはエスプレッソをベースにしており、より多くのミルクが使われるためカロリーが高くなります。
特にカプチーノはフォームミルクが豊富で、その食感も楽しめます。一方、カフェモカにはチョコレートソースが加えられるため、これらの中で最も高カロリーとなります。
まとめ
- カフェオレはそのまろやかな味わいで低カロリー
- カフェラテはエスプレッソベースで、苦味が際立ちます。
- カプチーノはカフェラテに多くのフォームミルクを加えたバリエーション
- カフェモカは甘くてリッチな風味で、カプチーノにチョコレートソースを加えたもの
