コーヒー豆を選ぶ際、自分の好みをどう表現すればいいのか、迷うことはありませんか？ コーヒーについて学び始める前は、私もどのように好みを伝えたらいいのかさっぱりわかりませんでした。
通常、店員さんには「酸味が少ないものをください」とお願いしていました。
しかし、その結果として多くの場合、苦みが強いコーヒー豆が勧められました。実は私は苦みが強いコーヒーもそれほど好ましくなく、「これでいいのかな？」と思いつつ、他の豆を選ぶのに躊躇してしまうことが多かったのです。このように自分の求めるコーヒー豆の味わいを上手く伝えられなかったのです。
では、どうすれば自分の好みに合うコーヒー豆を選べるのでしょうか？ ここで、自分の好みにぴったりのコーヒー豆を見つけるために役立つ3つの方法を紹介します。
1. 使用するコーヒー器具を伝える
これが非常に重要です。コーヒーを淹れるために使用する器具によって、同じコーヒー豆でも味わいが異なってきます。そのため、普段使用している器具を店員さんに伝えることが、最適なコーヒー豆を選ぶ第一歩となります。
2. 自分の性格やコーヒーの淹れ方を伝える
コーヒーの淹れ方には個人差があります。
Aタイプ – 「正確にスケールでコーヒーの分量を計る」という丁寧な人。
Bタイプ – 「購入したコーヒー器具の説明書を忠実に守る」という慎重な人。
Cタイプ – 「コーヒーの濃度についてあまり考えたことがない」という自由な人。
多くの人はBタイプであることが多いです。
どのようにコーヒーを淹れているかを店員さんに伝えることで、あなたの好む味や濃度を想像しやすくなります。
私は以前、Cタイプでハンドドリップを使っていました。ドリッパーをマグカップにセットし、1人分はスプーン1杯、2人分はスプーン2杯を使用していました。お湯を直接ケトルから注ぎ、ドリップが完了するまでマグカップを8分目まで満たします。これを私は「でたらめドリップ」と呼んでいます。実際、使用するマグカップの大きさが違っても、コーヒーの量や淹れ方は同じでした。
3. 好みの味わいを明確に伝える
前のステップで使用する器具や淹れ方を伝えた後、次に自分の好みの味わいを具体的に伝えてみましょう。器具や淹れ方が理解されれば、店員さんはよりあなたの好みに合ったコーヒー豆を提案できるでしょう。
これらのステップを経て、実際に淹れたコーヒーを試飲してみてください。自分に合ったコーヒー豆が見つかったかどうか、または思いがけず異なる味わいが新しい発見になったかもしれません。もし好みではなかった場合、さらに試してみる価値があるでしょう。
再訪時の効果
お客様と店員の間には時として味覚の違いが存在します。そのため、購入したコーヒー豆の詳細をスマートフォンで写真に撮って記録することがおすすめです。
次にその店を訪れた際には、以前の購入経験をもとに「前回勧められたこの豆は、◯△という風に感じました」と具体的なフィードバックを伝えましょう。これにより、店員もあなたの好みに更に合ったコーヒー豆を提案しやすくなります。
店員からは、「その豆を◯△と感じたのですね。では、こちらの豆がお客様に合うかもしれません」と新しい選択肢が提示されることがあります。このようなやり取りは、私たち自家焙煎店にとって非常に貴重です。
何度も同じ店を利用することで、互いの味覚の違いを深く理解し、より満足いくコーヒー豆を見つけることが可能になります。
最終的な結論
お気に入りの味を発見する瞬間は、非常に感動的ですよね？そのような特別な瞬間を、体験していただきたいと思います。
味覚の違いをお互いに理解することで、より適切な提案を行うことができます。コーヒーは個々の嗜好が大きく反映されるため、自分の好みに合った豆を積極的に探していただくことをお勧めします。
是非、これらの簡単なステップを試してみて、自分にぴったりのコーヒー豆を見つける楽しさを体験してください。
